
第二回 家族を学ぶと解像度が上がる
この記事は「第二回 家族を学ぶと解像度が上がる①」の続きです。
<世代間のギャップについて>
伊井 冒頭にお聞きしましたけど、お仕事を通して世代間ギャップが感じられるところがあると思うんです。全く時代が違う感じがするんですね、ビジネスの現場というのは。
自分たちの世代とは何か時代が変わってきたというより、全く違う常識の中にいるような感じがして。実際現場におられると、どうお感じになっていて、どうアプローチされるのかなとすごく気になります。
山下 認めたくないところではもちろんあるんですけれども、人はみんな弱い部分があります。だけど、今の若い人の弱さの次元がやっぱり違う気がしますよね。こんなに脆いのか、と感じたことは今までにはなかったので、どんどんそういう方が増えていくのかなとは思っています。退職代行も出てきて、ああいう形で問題そのものにも向き合うことすらできないという状況ですし。
言動がちょっと強いと、もう怒られてると感じてしまう。LINEのマルハラとか、ありましたよね。言葉の後ろに句点があると言い切られて威圧感を感じるみたいな。そこまでの過敏さは社会には普通出てこなかったのに、今はもうそういう方がいても不思議じゃない。そういう違いは感じますよね。加速していってるという体感はあるんですけども、でも、一連の流れは流れですよね。やっぱり。
伊井 山下さんはその中で、どうギャップを埋めていますか?
山下 ギャップを埋めるというか、仕事柄、基本的にはいろんな人がいるんだと受容します。いろいろ話を聞くと、ノーマルなところももちろんあることがわかります。
産業分野の特徴は、原則として比較的社会に適応している人たちなんですよ。これが医療であったり福祉になってくると、本当に社会にも適応できていないケースもやっぱあるので。そういう意味では産業分野というのはまだ軽い。重い精神疾患を持った方などは基本的にいないんです。
若い世代であっても会社に勤めている方々なので、一応そういうハードルを越えてきている人たちが対象です。産業分野はそういう意味ではクライアントのレンジとしては割と全体的に軽い感じはあります。
伊井 モチベーションがあるけどつまづいている、みたいな感じなんでしょうか。
山下 モチベーションというよりも適応力ですね。
第三回 システムに「理解」を実装する
次回は6月15日(月)10時更新予定です